変額年金での多額の損失について

変額年金での多額の損失について

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2008年3月期決済において、生命保険会社6社が、変額年金保険で多額の損失を抱えました。住友生命保険などで、資産運用がうまく行なわれずに、保険金の受取額が減少したのです。

 

変額年金での多額の損失について

 

円安・株高で悪化した運用成績

 

変額保険・変額年金は、銀行窓口で販売される主力商品の1つです。開発競争が激しく、商品の多くが、年金原資を最低保障としています。このため、円安・株高で保険会社による運用が失敗すると、損失を穴埋めするのも保険会社です。

 

また、変額年金は、契約時に保険料を一括払いし、満期までそれを運用する形態です。ですから、運用成績が悪化すれば、生命保険会社が責任準備金(保険支払いのため)を上乗せしなければなりません。この積み増し分が、生保会社の期間利益を圧迫し、更には基礎利益の減少を招くのです。

 

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変額保険にまつわる諸問題

 

バブル崩壊によって運用環境が悪化し、変額保険の運用成果は急激に落ち込みました。解約返戻金は元本割れの状態です。銀行から借り入れ(不動産等の担保)をして保険金を払った契約者は、返済に追われる事態に陥ります。

 

そして、銀行と保険会社によるトラブルが続出。契約者本人の自己責任では収まらないような、銀行・保険会社側の過失によって、損害賠償の支払い命令が下ります。そして、変額保険自体の取り扱いを止めてしまう保険会社も出てきました。しかしながら、運用成績が上がらず最終的に元本割れしても、満期には元本を保証するという商品も増加しています。



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