生保商品のインターネット販売拡大の現状

生保商品のインターネット販売拡大の現状について

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銀行や保険会社、ネット専業の証券会社等の生命保険商品のネット販売が急速に広がる中、ネット専業による新たな生保会社が次々と開業し、生保業界に革命を起こしている。

 

生保商品のインターネット販売拡大の現状について

 

戦後初めての独立系保険会社の開業が始まる

 

ライフネット生命保険会社(2008年5月開業)では、インターネットを利用し経費を抑え、その分を保険料に上乗せし今までの生保商品と比較して安価な保険料の設定としている。現在ある保険会社や金融機関に属さない独立系の保険会社として、ライフネット生命保険は、戦後において最初に誕生した保険会社となる。更に2年後の2010年4月、住友生命と三井生命の共同出資により誕生したメディケア生命保険が、インターネットなどを活用した保険商品の販売をスタートさせている。

 

 

SBIホールディングスは撤退することに

 

最初のネット生保は、ライフネット生命保険の誕生の更に1ヶ月前の2008年4月より開業した「SBIアクサ生命」であった。SBIアクサ生命は、総合金融グループであるSBIホールディングスとフランスの大手生命保険会社として日本にもマーケットを広げているアクサ生命による合弁会社であり、更に携帯電話会社のソフトバンクも出資していた。

 

しかし、SBIホールディングスは「アクサ生命との間に事業における戦略に相違があった」との理由で僅か2年でアクサ生命に全ての持株を譲渡して、SBIアクサ生命から経営撤退をした為、現在SBIアクサ生命は、「ネクスティア生命保険株式会社」に社名変更している。

 

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ネット専業保険誕生の背景について

 

以前、生命保険業界の中で問題視されていた保険金の不払いは、商品の内容が不明確であったことがその要因の一つだと指摘されてきた。

 

また、簡単かつ明確で保険料が安価なネット生保への期待が高くなった理由として、長年続いた景気低迷の頃より、消費者間における、高額な保険が本当に必要であるか、保険料の設定は正しいものなのかという、保険契約の見直しに対する機運が増加したことが挙げられる。

 

インターネットの普及に伴い、他のオンラインショッピング同様、保険商品におえてもサラリーマンを始めとする忙しい人々や、生保販売員とのやり取りを面倒と考える人々等が増加し、これらの顧客の要望をネット専業会社は的確に捉え取り込んで来たと思われる。

 

新たに参入したメディケア生命保険においても、販売ルートとしては、ネットのみならず、多くの会社の商品を扱う保険ショップの活用や、通販型の販売なども手掛け、今までの保険販売員による販売との差別化を図る目的があると言われている。



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