ソルベンシー・マージン比率とは何か?

ソルベンシー・マージン比率とは何か?

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保険会社では、会社の健全性をはかる指標としてソルベンシー・マージン比率を欧米に習い導入しました。これは「保険金の支払い余力を示す指標」です。

 

ソルベンシー・マージン比率とは何か?

 

保険金の支払余力があるかどうか?

 

保険会社が持っている保険金の支払いにはどれくらいの余力あるのか?・ということの指標を数値で表せれば保険会社選定の判断も容易です。保険会社の持っている支払い余力は、自己資本と株式含み益などその会社のもつ全資金です。これをソルベンシー・マージンといいます。

 

一方、支払総額は保険支払い金額の総額です。これを保険リスクとします。ソルベンシー・マージン指標とは、ソルベンシー・マージンを保険リスクの1/2で割った値です。当然値が大きいほうが安全な会社といえます。

 

保険会社には保険金支払いをするために、責任準備金が積み立てられています。しかし、大災害、金融恐慌などで巨額支払か利益減少となった場合、それだけでは支払いきれない可能性が大です。保険会社の健全性の指標とも言えます。

 

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目安としては200%以上

 

数値が大きいほうが支払い余力があります。目安は200%です。100%支払っても自己資金分は残り、営業活動に支障はありません。20%未満だと、金融庁が早期是正措置をとります。通常、業務改善命令を出します。ただ、200%を超えていても破綻した生保は数多くあります。現在は、ほかの要素と合わせて評価されています。

 

 

早期是正措置について

 

一般的に、破綻すると判断された金融機関に監督当局(金融庁)は業務改善を勧告する命令を発動する制度のことをいいます。ソルベンシー・マージン比率が目安となり、100〜200%の場合は「早期是正措置第一区分」に分類します。ここでは経営健全化のための改善計画を提出し実行する命令がでます。

 

0〜100%では「早期是正処置第二区分」に分類されます。ここで出される命令は厳しく、@保険金支払能力充実のための計画の提出と実行A社員・契約者への配当禁止または額抑制B投資行動の抑制C事業縮小、株の処分などです。

 

0%未満という支払能力のない会社は「早期是正措置第三区分」に分類し、期限付きで業務全面または一部停止を命令します。国は保険会社に対して、破綻防止の未然策は早急にかつ厳しく課して対応させているのです。



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