保険会社の経済状況を示す実質純資産とANPとは?

保険会社の経済状況を示す実質純資産とは?

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ソルベンシー・マージン比率は将来まで含めた支払余力を示す指標です。一方、純資産額は「現在の保険会社の経済状況を推察する指標」です。

 

保険会社の経済状況を示す実質純資産とANPとは?

 

実質純資産比率を活用する

 

全ての契約者に保険金を全額支払ったとき、残る金額を「実質純資産額」といいます。この「実質純資産額」とソルベンシー・マージン比率の2つは保険会社の財力を見るとき最も重要で、厳格に資産を判断する指標となります。

 

実質純資産総額がマイナスになると、監督省庁から、債務超過状態とみなされます。そして、業務停止命令などの措置が取られます。ディスクロージャーが義務付けられたために、積極的に資産を公開し、健全な運営を行っていると消費者にアピールする会社が増えました。

 

ただ、会社規模によって純資産額は異なります。出てくる金額は絶対額ですから、単純に比較することはできません。そこで「実質順金利資産比率」という比較が必要となってきます。これは実質純資産額を責任準備金額で割った値です。この数値は会社規模が違っても比較できる有効な数字です。

 

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ANPとは何か?

 

ANPとは1回あたりの保険料に年間支払い回数を乗じた値です。年間の保険料です。一括払いの場合は保険料を保険期間で除して求めます。「新契約年換算保険料」は生保会社が新規に獲得した契約から、一年間にどれくらいの保険収入があるかを表しています。

 

例えばですが、保険期間5年で保険料は300万円。これを一括払いとします。この場合では、新契約年間換算保険料は60万円です。

 

 

第3分野商品の拡大から

 

従来、新規契約の実績は「新契約高」が用いられてきました。死亡保険や年金保険が主流であった時代には、新規契約では死亡保険金金額、個人年金金額の値が指標となっていました。現在第3分野の保険販売が主力商品となりつつあります。手術、入院などに関する保証をするものです。したがって、新契約高だけでは、新規獲得の実態はつかめません。



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