100年ぶりとなる保険法の改正

100年ぶりとなる保険法の改正

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2008年6月の第169回通常国会で、100年ぶりに保険法の改正がなされました。これまで商法で「保険」を規定してきましたが、まず抜本改正をして商法から分離しました。そして独立した法律になりました。まさに大改正が行われたのです。

 

100年ぶりとなる保険法の改正

 

新設された第3分野の規定

 

新保険法で、保険契約の明確な定義がなされました。

 

「保険契約とは、保険も共済も、名称を問わず、当事者の一方が一定の事情が生じたことを条件として財産上の給付(生命保険契約及び障害疾病定額保険契約にあっては金銭の支払いに限る)を行うことを約し、相手方がこれに対して当該一定の事由の発生の可能性に応じたものとして保険料(共済掛金を含む)を支払うことを訳する契約をいう」

 

今回、損害保険契約、生命保険契約に加え、傷害疾病定額保険契約があらたに設置されました。

 

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告知の改善について

 

今回の改正は、契約者保護が主となっています。トラブルの原因であったであった告知の問題も改善されました。トラブルは「告知をいつ、誰に、どのように」したかが問題となっていました。

 

これは保険の支払いの厳格化を保険会社が決めたことですが、そもそもの契約時の曖昧さが問題発生の原因でした。今回の改正では、保険会社の質問に回答しただけで告知の確定となりました。また約款に契約者が一方的な不利条項があれば、無効になります。遅滞なく保険証書を発行する義務が明記されています。

 

 

各保険に関する規定とは?

 

新保険法の規定区分は5区分です。その各々について規定があります。また、新保険法は、生命保険、損害保険、第3分野の傷害疾病定額保険の3保険について同様に規定されています。まず「契約の成立」では告知義務、遡及保険についての規定、被保険者の同意も規定しています。

 

「契約の効力」は損害保険では超過保険や価値減少、生命保険と第3分野保険は、保険受取人の変更や被保険者の同意の規定があります。「保険給付」は、被保険者の免責事項、保険給付の履行期、保険契約者による解除、告知義務違反による解除について規定しています。「契約の終了」は告知義務違反による解除、重大な事由による解除、被保険者による解除請求の規定があります。全てが、契約者保護と保険金不払いの回避する方向です。



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