新保険業法と生損保の相互参入について

新保険業法と生損保の相互参入について

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新保険業法においては保険事業を損害保険固有分野と生命保険固有分野、そして第三分野と3つに分けてそれぞれについて規定しています。これは、保険事業についての定義が明確に記されていないといわれていた旧業法からの進歩と言えます。

 

新保険業法と生損保の相互参入について

 

この新保険業法によって生命保険会社は生命保険固有部分及び第三分野の保険を担うこととされ、損害保険会社については損害保険固有部分及び第三分野の保険を担うことと定められました。

 

同時に、子会社方式を利用した生損保の相互乗り入れが可能となりました。その一方で、生命保険固有分野及び損害保険固有分野について同じ保険会社が2つの分野を担ってはならないという生損保兼営禁止の規定は今後も続くこととなりました。新保険業法によって子会社が親会社の事務や業務の一部について代行や代理を行えることとなりました。

 

さらには、それぞれの生損保会社が全株式のうち50%超を保有できるということも新たに定められました。これらのことによって、1996年10月の施行時には全生命保険会社の内6社が損害保険子会社を設立し、11の損害保険会社が生命保険子会社を設立することとなりました。1996年の改正の4年前には銀行及び信託銀行、保険会社と証券会社との子会社方式を利用した相互乗り入れの考え方が保険審議会の答申に盛り込まれていましたが、結果としては見送られました。



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